近年、神経細胞の研究が進み、精神・神経疾患に対する正確な診断や創薬への期待が高まっている。
特にダウン症などの原因と考えられている樹状突起スパインの研究では、その先端と根本部分に集積するドレブリンと呼ばれる成分の多寡によってスパインに異常が発生することでその症状が引き起こされると考えられている。
しかし、その研究では現在人の手によってスパインの位置を見つけ観察を行っているため、非常に多くのデータを取得する場合大きな労力を伴う。そこで本研究では作業の効率化を図るためにスパインの自動検出手法を提案する。