GLV 1.1 Copyright (C) 1999 爰島 快行 1. GLV とは? GLV は、Mesa(OpenGL 互換ライブラリ)と FLTK(移植性のある GUIツールキット) を用いて作成した3次元モデル表示ツールです。 主な機能は以下の通りです。 - FLTK による洗練された GUI - キーボードを用いて視点変更できる - 代表的な視点変更はマウスのみで行なえる - モーションブラウザを用いて、分かりやすく視点変更できる - 複数の異なる特性をもつ光源を定義できる - モデルの平面を一般の多角形で定義できる - 個々の平面ごとに異なる材質(RGBA)を定義できる - PPM フォーマットの画像を読み込み、凸多角形で定義された平面にテクスチャ マッピングできる - 描画結果を PPM フォーマットでファイル出力できる - 立方体や球などの幾何学的モデルは、簡単なパラメータを与えるだけで表示で きる - 複数のモデルを重ね合わせて表示できる(レイヤ機能) - ワイヤフレームのアンチエリアシングを行える - カメラパラメータの変化をリアルタイムに表示できる - ファイルを読んで連続的に視点変更することでアニメーションを表示したり、 コマ撮りすることができる 2. 著作権 GLV のソースコードのライセンスは GPL(GNU 一般公有使用許諾)に従います。GPL についての詳細な情報は COPYING をご覧下さい。 また、point/, wire/, surface/, geometric/, joho/, campus/, car/ 以下にあ るすべてのサンプルデータと、そこから生成した画像の著作権も作者にあります。 したがって、これらを個人で楽しむこと以外の目的で利用することはできません。 3. パッケージ構成 GLV は次のような3種類のパッケージに分かれています. - glv-1.1.x.src.tar.gz README 本ファイル COPYING GNU 一般公有使用許諾書 INSTALL インストールガイド VERSIONS バージョンヒストリー TODO TODO リスト bin/ バイナリ src/ ソースコード - glv-1.1.x.sample.tar.gz README 本ファイル COPYING GNU 一般公有使用許諾書 campus/ 群大工学部キャンパスのモデル car/ スポーツカーのモデル geometric/ 幾何学的モデルのサンプル joho/ 群大工学部情報工学科棟のモデル point/ 点モデルのサンプル surface/ サーフェスモデルのサンプル wire/ ワイヤフレームモデルのサンプル - glv-1.1.x.manual.tar.gz README 本ファイル COPYING GNU 一般公有使用許諾書 doc/ マニュアル コンパイルに必須である Mesa と FLTK は含まれていませんので、あらかじめ http://www.mesa3d.org/ http://fltk.easysw.com/ からダウンロードしてインストールしてください。Mesa のバージョンは 3.0、 FLTK のバージョンは 1.0.4 で動作確認してあります。 4. インストール Mesa, FLTK, GLV のインストールについての詳細な情報は INSTALLをご覧下さい。 5. サンプルモデル サンプルモデルを表示するには、サンプルデータが置いてあるディレクトリに移 動してから % glv foo.glv のように入力してください。もし、異なるディレクトリからもサンプルを実行で きるようにしたければ、foo.glv の中にある directory ./ という行をあなたの環境にあわせて適切に編集してください。例えば、GLV を /usr/local/ にインストールした場合に、群大工学部キャンパスのモデルを表示 できるようにするには、campus.glv の中で directory /usr/local/glv/campus/ のように指定してください。正しくできていれば、 % glv と引数なしで入力したときに表示されるファイル選択ウィンドウを用いて、どの ディレクトリからでも campus.glv を開くことができます。 6. バグレポート GLV は私個人が作成したプログラムですから当然バグが存在するでしょう。また、 仕様上至らない部分もあるかもしれません。このような点は次回のバージョンア ップの際に配慮致しますので、 kokojima@ail.cs.gunma-u.ac.jp まで知らせてください。